米国株投資のタイミングはいつか

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過去の傾向から株価が高値圏でボラタイルになっていると下落トレンドに入る兆候だと言われています。

最近は日経平均も30年来の高値圏で、ダウも史上最高値を更新しましたが、地政学リスクの高まりで国際情勢に不穏な影が射しています。

今回は初心に返って改めて振り返って改めて現状の認識と過去の傾向から特に調子の良いアメリカ株への投資のスタイルを見直していきたいと思います。

アメリカ株参入タイミングは難しいのか

まだこれから投資しようとする人も、既にリスク資産に張っている人にとっても、まずはこれから新規もしくは追加でアメリカ株投資をする際に何をどれくらい買えばいいのかという管理人の考え方を書いていきたいともいます。

米国株投資において切り離すことができないのが知ってるようで知らないダウ平均株価です。

なぜダウ平均について知るべきか少し説明しますね。

ダウ平均株価指数は1882年に設立者のチャールズ・ダウ、エドワード・ジョーンズらの名前を冠して設立されたDow Jones & Company, Inc.に起源を持ち、1889年にウォール・ストリートジャーナルなども発行しています。

DJ社は1896年にダウ・ジョーンズ工業平均株価を計算し始め、その後ニューヨーク株式市場の指針として幅広く使われるようになりました。

最初DJ社は手書きの経済ニュースレターを手書きで配っていたと言われていますが、今ではダウを冠するファンドは世界中に13万以上あるとされており、これら全てのファンドから個別に多額のライセンス収入があることを考えるとインデックスビジネスは夢があります。

しかし、今でこそインデックス投資が効率的フロンティア上の最適解であることが証明され、多くのアクティブ運用はインデックス投資によるパッシブ運用には勝てないという統計も出ていますが、時価総額荷重平均ではなく、株価の単純平均を用いたという些細な差こそあれ、当時、最新理論もない時代に指数の重要性を説いた同社の功績は大きいです。

ちなみに効率的フロンティアは1952年にハリー・マーコウィッツによって発表された論文の中で初めて提唱された概念で、株式を含む様々な資産の中で、あるリターンに対してリスクが最小の組み合わせのことで、これらの組み合わせによってできたファンドをリスクリターン平面でプロットすると曲線になります。

最先端の投資理論では、世界中の株式を時価総額荷重で買い付けることが最もリスクリターン効率が高いことが証明されています。

時価総額荷重のインデックスはS&P500TOPIXなどです。

しかし、一方で時価総額荷重とは言え、マーケットにあるほぼ全ての銘柄を保有することは現実的ではないので、単純平均の日経平均やダウ平均が使われています。

私のような数千万円以下の投資家では、ダウ平均のような数十銘柄を全て保有することでさえも資産効率が悪いので、ダウの中でも一部の銘柄を保有することにしています。

効率的なインデックス投資からだいぶ離れたと感じるかもしれませんが、マーケットポートフォリオが時価総額で値付けされているので、大型銘柄のみをいくつか保有するだけで十分なリスク分散が図れます。

下のグラフはそのダウ指数創設以来の株価推移です。

ピンク色の囲みで示した通り、一定期間かなり長く停滞している期間があることがわかっています。

そしてリーマンショックが良い例ですが、この停滞期間が年単位のミクロで見るとかなり大きな下落を伴うこともわかります。

このように長期間で見るとアメリカ市場は数十年間右肩上がりのトレンドになっている優秀な市場であることに変わりありませんが、一定の上昇を続けた後に調整が入るとその後5年以上は停滞する可能性があります。

もちろん、どういう条件で調整が入るのかなど定量的に判断できれば苦労はしないのですが、調整局面入りした時に仕込める余力は残しておきたいものですね。

最近は米国大統領の保護主義によって経済が米国一強に突入したこともあり、株ブロガーが米株こそ銘柄選択における最適解だとでもいうように煽っていますが、管理人個人としては冷静に静観したほうがいいと思っています。

時間を失うかお金を失うか

静観したほうがいいとは言え、今年は底値から15%近く上昇しているので我慢できずに買ってしまいたくなる投資家もいるでしょう。

米国のような成長市場に投資することは、タイミングを間違えて高値づかみしてしまっても時の経過が経済的損失を癒してくれます。

リーマンショック前のピーク時に参入した投資家も(売らなければ)今や投資額は2倍以上に回復しているはずです。

つまりお金と時間は同じ概念になりやすい投資先だと思っています。

調整が入った時にそれを好機と見て買い増すか、悲観して実損にしてしまうかは不安感との戦いにおいて忍耐力が問われますが、仮に評価損になっても悲観せずに持ち続けていれば資産を増やすことができます。

しかし、資産を失うこと以上に辛いのは時間を失うことです。

資産を失っても時間の使い方によって人生を楽しむことはできますが、投資の失敗によって人生の大切な時間すら失ってしまっては元も子もありません。

だからこそ参入タイミングは慎重であるべきなのです。

管理人は米国の調整局面入りはほぼ確実になったと思っています。

原油高、米中貿易戦争の激化、ハードブレグジット、イタリア財政問題などリスクが点在している今、おそらくいずれかの要因によって来年の春までには一度大きな調整が入ると予想しているからです。

来たるべき時のために準備を怠らず。

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パウエル五郎

名前:パウエル五郎 年齢:30代 経歴:サラリーマン時代は赤い銀行で国内外の株式のアナリストやファンドマネージャーなど一貫して株式のトレーディングに携わる。 現在は日本株の個人投資家として独立。2016年にアマゾンを購入してからひたすら買い増し、現在はVTなど世界分散投資も実践。