ついにやってきた大幅下落
本日の株価は前日比915円安の22590円でした。
一時、1000円以上の下落もあり引けにかけて若干下げ幅を縮小しましたが、下落率としては今年最大の大きさでした。
前日の米株が831ドル安となったことがきっかけとなり、また取引時間中にはリスク回避的な動きとしてドル円が111円台をつけたことも輸出関連銘柄を中心に投資家心理を悪化しました。
アメリカ株の重しとなったのは10年債利回りが高値圏となっていること、イタリアの財政問題やイギリスのブレグジット、米中対立が原因ですが、中間選挙に向けての悪材料が噴出したということだと思います。
今年前半に調整があった後に比較的急ピッチで上昇してきたので、過熱感を気になってキャッシュポジションを積み増してきた方にとっては、やっとこの時が来たかという思いだと思います。
私もこの日のために高値で利確できるものは利確しつつ、キャッシュ比率を高めてリスク資産を全資産の5%程度にまで圧縮してきました。
どのように買い増していくのか
買い場がやってきたからと言っても、余剰キャッシュを全額使うのはNGです。
今年は前半に大きく調整が入り、その後比較的すぐ回復する流れとなりましたが、今回の下落は少し長めになりそうです。
管理人の予想としてはまだまだ下がる余地があると思っています。
ただし、いつまでにどこまで下がるかの予想は出来ません。
そのため、下落相場入りしてから半年かけて余剰資金を使うイメージで少しずつ資金投下していきます。
想定する買付期間によって投下金額を決めていくと良いかと思いますが、どのくらいの期間をかけて買っていくのかは人によって異なっていいと思います。
今回がリーマンショックの時と同じ程度のリスクとは思っていませんが、短くても数ヶ月から半年程度はずるずると下落することも想定し、余剰キャッシュはしっかりと残した上で投資に臨むべきです。
生活資金に手をつけるのは当然NGですが、そのくらい長い期間をかけて時間分散を図りながら安い値段で拾っていくイメージです。
ちなみにリーマンショックの時はサブプライムローン直後の2007年10月9日から2009年3月9日にかけて54%下落した後、5年半かけて元の水準に戻しました。
その後、更に5年かけて株価は約4倍になるわけですが、その間多大な時間と多くの投資家の犠牲を必要としたことは言うまでもありません。
ショックというと急落して終わりというイメージではなく、その後継続的に小さな反発と大きな急落を繰り返しながら傷口をえぐっていきます。
安くなったからといって飛びつくような買い方はしない
ここまで安くなればもう下がらないだろうという勘でナンピンを入れるのは自傷行為です。
安くなったからと言って下値を拾いたい気持ちはわかりますが、そうした衝動をぐっと抑えましょう。
おそらくその買いたいという衝動は、もっとより大きな他の誰かによって作られたものだと思うことが重要です。
この記事を読んだ人は以下も読んでいます...

パウエル五郎

最新記事 by パウエル五郎 (全て見る)
- 【ポストコロナの世界】様々な民主化の流れが加速する - 2020年4月25日
- コロナを受け保有銘柄の入れ替えを行う - 2020年4月23日
- コロナを受けてポートフォリオ戦略を変更する! - 2020年4月22日