2019年も残すところあとわずかとなりました。
恒例の12月のポートフォリオの振り返りをしたいと思います。
マーケット環境
12月の米国市場は3%以上上昇しました。
寄与度上位銘柄は指数全体における時価総額の比率が4.5%あるAAPLで、当月10%以上上昇したことで0.5%の寄与度がありました。
他にもMSFT、AMZNなどハイテク銘柄で指数の上昇率を1%押し上げています。
AAPLは9月から3ヶ月連続で10%以上上昇し、3ヶ月間のトータルリターンは40%となりました。
これはもはや業績というより、モメンタム要因が大きいように思います。
このモメンタム要因は特に時価総額の大きな銘柄に資金が流入しているようにも思います。
逆に、今月は時価総額の大きな銘柄で下落している銘柄は多くありませんでした。
言い換えるとベータ優位性となりますが、この傾向は11月から継続しており業種動向にも現れています。
実際に組入比率上位のITセクター、ヘルスケア、金融などの上昇が目立っています。
こうした時価総額の大きな銘柄への資金流入は売買代金の大部分を占める個人投資家がETFなどの指数運用を行う傾向が強くなっていることが原因とも考えられます。
投資実績
さて、こうした投資環境で、今月は5,899ドルの資金を投下しています。
今月の銘柄選定の考え方としては、保有ウェイトが小さく、銘柄配当利回りが高い銘柄を検討した結果、PM、XOM、MCD、T、KOとなりました。
買い付け後のポートフォリオとしては以下のような構成となりました。
上記のようなポートフォリオの結果、キャッシュを除く現物要因では1.5%上昇しましたが、マーケットに対しては2.2%下回りました。
総資産ベースでは相変わらずキャッシュを厚めに保有していることで、市場の上昇に対してはさらにビハインドしています。
前述の通り市場全体が上昇した一方で、高配当銘柄を重点的に投資している管理人のポートフォリオは、グロース株の成長に対して若干の遅れを取っています。
このブログでは繰り返し書いていますが、下落耐性の強いポートフォリオを構築するということは当然リスクを抑えている、すなわち変動の少ないポートフォリオにしているわけでブル相場に対しては銘柄要因で負けることは想定済みです。
これは以下のように、MSFT、AMZNのアンダーウェイトがマイナスに影響していることからもわかります。
一方で、
のように、BTI、PMといったたばこ株が反発したことがプラスに寄与しています。
直近一年間の米国証券のみの配当収入の推移です。
今年後半(正確には5月から)は毎月50万円以上連続で買い増し続けてきているので、ようやくその効果が現れ始めたように思います。
月によって多少の変動があるかと思いますが、今後も第一KPIを配当金としてキャッシュフローの最大化を図っていきます。
来年もよろしくお願いいたします。
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パウエル五郎

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