早いもので2019年も残り2ヶ月となりましたが、10月のポートフォリオの振り返りをしたいと思います。
上記OGPのクリエイティブは、私のポートフォリオ管理のスプレッドシートの一部を切り取ったものになります(実際の値が反映されています)。
マーケット環境
10月のマーケットは7%ほど上昇しました。
寄与度上位銘柄としては引き続きウェイトの大きなAAPLが16%以上上昇したことにより、指数全体としては0.7%の寄与度がありました。
前月(9月)に引き続き2ヶ月連続で合計22%上昇しています。
アップルのティムクックCEOはトランプ大統領と夕食をともにして関税やアメリカの製造業に関する見解を共有するなど友好関係を築くことで米中貿易摩擦による影響を最小限に抑えています。
10月30日に発表された決算も通期では減収減益でしたが、四半期では予想を上回る好決算で、自社株買いによってEPS(一株利益)も2.91から3.03ドルに改善されており、今後もアップルTVプラスの販売が売上高の押し上げに寄与するとマーケットから高く評価されています。
一方で、業績予想を下回ったMCDは6%下落したことにより4bpsのマイナス要因となりました。
業種別動向を見ると組入比率上位のAAPLの影響が大きいITセクターの他、ヘルスケア、金融などの上昇が目立ちました。
投資実績
今月は総資産ベースで9.2%上昇し、マーケットに対しては2.6%上回りました。
前述の通り市場全体が上昇した一方で、決算が不発だったMCDなどを大きく買い増したことで、銘柄要因が下回りましたが取引による暗示的コストがプラスに寄与したことが主な要因です。
今月から生活資金と投資元本を切り離したことにより、現金保有の定義を修正していますが、キャッシュ要因を除外して現物資産に限定するとマーケットに対して5.7%上回って推移しました。
現在の保有情報は以下の通りです。
今月はT、PG、IBM、MCD、KOで150万円近く購入しているため、組入上位銘柄の影響が若干緩和されています。
円ベースの取引金額を見ると、今年一番の大きな買いとなりました。
下のグラフは今年購入した銘柄(ドル換算)です。
こうしたポートフォリオにより、今年得た配当収入(ドル)は以下のようになっています。
配当利回りの大きなBTIやPMからの恩恵が大きいですが、直近株価が戻しつつあるものの、変動リスクが高いためさらなる買い増しは悩ましく、慎重になっています。
一方で他の銘柄より保有比率の小さなTの配当利回りが相変わらず魅力的なので11月は株価水準を見つつ、買い増す予定です。
以下、直近一年間の配当収入の推移です。
配当金については年間で1,118ドルとなりました。
昨年秋までのキャピタルリターン重視の投資手法からインカムゲイン投資に切り替えて、今回で初の1,000ドル超えなので嬉しいですね。
ここが入り口だと思うので今後も弾切れにならないよう投資額を調整しながら、メインKPIである配当金の最大化を図っていきたいです。
昨年までのグロース投資ではこうはいきませんでした。
そのため、直近はアマゾン投資で得た実現益を高配当銘柄に淡々と入金していくプロセスを進めていきます。
年間を通して見ていくとやはりいくつかの銘柄で利確してしまったことによって、取引要因で悪影響が出ています。
今後は短期での利確はせずに淡々と買い増していく予定です。
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パウエル五郎

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