(続き)住宅ローン控除と個人投資家の最適化戦略2

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住宅ローン控除と個人投資家の最適戦略2

(続き)

長年の金融緩和で金利は歴史的な低水準となっているため、住宅ローンを検討している方は多いと思います。

昨日は住宅ローンと資産運用の相性の良さなどについてご紹介しました。

今日の日経平均は423円の反落です。 先週末にトルコで拘束されていたアメリカ人牧師が釈放されたことで地政学リスク軽減により、世界同時株...

今日はどんな銘柄をどのように買っていくかについて考え方を整理してみたいと思います。

管理人は長期運用で考えているので何年かしたあとに損をしていたら、振り返る際に当時の意思決定を確認して反省&軌道修正をするためです。

どのように資産運用をするのか

前回、ブログの中でディフェンシブ中心に買う案について触れました。

現在のアメリカのような高金利環境下であれば、債券運用やMMFのような金利での運用も魅力的と捉える方もいるかもしれません。

管理人も株式よりもリスクの低く、一定の利回りが見込める金利運用について検討しましたが、

・住宅ローンを30年以上支払う可能性があること(金利のリターンに対して長期の為替リスクの方が高い)

・為替の周期が15年であることを踏まえると途中解約で損する可能性があること

・長短金利差が低下して、長期金利が短期金利を下回る逆イールドカーブとなる可能性が高いこと

以上の理由で金利運用を選択肢から外しました。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-15/PGNCX76S972A01

長短金利差についてはスプレッドが縮小もしくはマイナスになるとリセッション入りする可能性が高まると言われています。

そのため、今金利商品を買ってしまうとドルベースで低リターンのまま、為替リスクにさらされた状態となりますので、円ベースでのリターンが見込めず、長期安定運用が難しくなる可能性が高いです。

資産をドル建てで運用するつもりの投資家で手堅く運用するためであれば検討してみてもいいのかもしれませんが。

管理人の考え方としては、経済情勢を踏まえて国内資産よりも海外資産に運用をシフトしていく方針の下、特にドルベースで運用していく予定ですが、長期の運用であれば為替リスクより高い収益期待が持てる、比較的時価総額が大きな銘柄を中心に、過去10~30年以上連続増配している高配当銘柄で運用していく予定です。

投資理論や過去の傾向からパッシブファンドも検討しましたが、時価総額が大きな銘柄であればインデックス運用と同様の恩恵を受けつつ、景気の好不況に寄らずインカムゲインが確実に得られる銘柄を重視しました。

全て高配当に回すというよりは一部をパッシブファンドにポートフォリオミックスしていく予定です。

景気という観点では高配当銘柄は不況期では下落しづらい低ベータ属性をもっているので、市場リターンに対する相対的な優劣に関係なく、資産毀損を回避するのに最も適した銘柄と言えると思います。

下げ相場で着実に買い増していく

タイミングとしては株式市場の周期的な値動きの中で相場全体が下がる局面が必ず訪れますので、そのタイミングを逃さずに買いを入れていく必要があります。

ディフェンシブ株は低ベータとはいえ、当然値下がりすることはあります。

そうなった時に確認するのは下落理由がその銘柄個別の理由かどうか、相場全体が下がっているかどうか見極める必要があります。

マーケット全体的な要因であれば長期運用の名の下に自立的な反発を待てばいいだけです。

もし個別要因であれば、その後回復できそうかどうかについて考える必要があります。

よく言われているのは短期的な急落があった際、それが事故か事件かという判断が必要になります。

相場の格言として、『事故は買い、事件は売り』というものがあります。

読んで字の如く、下落要因が事故であれば一時的な要因なので買いを入れるべきですが、事件であれば長期化する可能性があるので早々に売ってしまった方が良いということです。

これは全ての銘柄に対して言えることですが、上昇も下落も一過性の要因か長期的な要因か個別に見定めていく必要があります。

もし、買いを入れるなら買い方としては時間分散をかけながら、少しずつ買い増していきます。

これは為替と株式の変動周期という二つの周期が異なるため、一度に投資余力全てで購入してしまうと、仮に株価の底値だったとしても為替要因で高値掴みしてしまうなどのリスクを避けるためです。

管理人は今回(2018年10月10日日経平均が1000円以上下落)のような世界同時株安という局面でも自己ポジションの為替レートが割高であると判断した際には例えリスク資産を購入する場合でも投資余力を温存させる必要があると思っています。

個別要因が大きくなく、相場全体の動きでズルズル下げているので安いと思ったタイミングで買いを入れましたが、それ以上に今回はキャッシュ比率が95%と高く、リスク資産の買い増しが必要であったためです。

ローンの支払いと資産運用で注意すべきこと

株価が下がった時に一番してはいけないのは焦って狼狽売りをすることです。

余剰キャッシュをローンの返済資金に充てずに、運用を目指すということは言い換えれば銀行から低金利で借りた資金で、より高い利回りの商品を購入していることになります。

そのため、焦って売って仕舞えばキャピタルロスが発生する上に、それまで折角安定運用していたのにローン金利分だけ損してしまうことになります。

保有資産が値下がりしたとしても焦って売らずに、キャピタルゲインを無視してインカムゲイン重視で10年20年と保有していきましょう。

そのために最初の銘柄選びは重要な作業になります。

選定基準としては以下の通りです。

・価格変動(値下がりリスク)が小さな低ベータ属性

・インカムゲインを最大化するため、4~7%高配当銘柄

・10年以上連続増配中の銘柄

このように銘柄選定をすると、結果的に医薬、通信インフラ、老舗食品メーカなどのディフェンシブ銘柄となります。

こうした作業によって選定された銘柄はAT&T、VZ、BTI、XOM、KO、IBM、JNJ、PG、PMの9銘柄になりました。

まとめ

長短金利差が縮小、もしくは逆転する中でリセッション入りが叫ばれていますが、管理人は数年ほどかけてまた景気拡大は進むものと思います。

その根拠については上記述べた通り中銀の金融緩和などが挙げられますが、仮に不況に陥ってしまったとしてもディフェンシブ中心の高配当狙いであれば影響は微々たるものか、すぐに回復します。

これからローン返済や借り換えを検討している方は、全てを返済資金に入れるのではなく、株式ような投資をしてみるのも良いのかもしれません。

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パウエル五郎

名前:パウエル五郎 年齢:30代 経歴:サラリーマン時代は赤い銀行で国内外の株式のアナリストやファンドマネージャーなど一貫して株式のトレーディングに携わる。 現在は日本株の個人投資家として独立。2016年にアマゾンを購入してからひたすら買い増し、現在はVTなど世界分散投資も実践。