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根強いIPO人気
昔から根強い人気があるIPOですが、その人気の為にIPOの抽選に申し込んでもなかなか当たらないという投資家の方々も多いと思います。
IPO株は初値が公募価格より値上がりすることも多くありますので、ぜひIPO抽選に当選してIPO株を手に入れたいところです。
今回はIPO引受銘柄数を証券会社ごとにランキング形式でご紹介します。
ぜひ引受銘柄数の多い証券会社でIPO抽選に申し込んで、当選を目指してみてください。
2015年IPO引受銘柄数ランキング
今回のランキングは2015年のIPO引受銘柄数を証券会社ごとにまとめました。
【第1位】
SBI証券
2015年IPO引受銘柄数・・・82社
SBI証券はネット証券最大手の証券会社で、国内株式個人売買代金のシェアNo.1でもあり、約4割の国内株式個人売買代金のシェアを誇ります。
IPOに関しては2015年82社と国内でもっとも引受銘柄数が多いのが特徴です。さらにSBI証券のIPOの抽選方法は完全抽選が70%、IPOチャレンジポイント抽選が30%と別れています。(一部店頭配分あり)
このIPOチャレンジポイント抽選というのがSBI証券の魅力の一つです。
SBI証券でIPOに申し込み、抽選に外れてしまった場合にIPOチャレンジポイントが付与されます。
このIPOチャレンジポイントを貯めて、他のIPOの申し込みの際にIPOチャレンジポイントを使用すると、なんと当選確率が上がるという素晴らしい内容です。
IPOの抽選に落選し続けた人への救済措置ともいえます。
なかなかIPOに当選しないという方もSBI証券でコツコツとIPOに申し込み、IPOチャレンジポイントを貯めることによってIPOの抽選に当選することができるかもしれません。
【第2位】
SMBC日興証券
2015年IPO引受銘柄数・・・80社
SMBC日興証券は2015年IPO引受銘柄数80社と、証券会社大手3社の中で野村證券、大和証券を抑えての順位となりました。
SMBC日興証券の中心的な営業スタイルは対面営業です。
その為、IPO株の配分も店頭配分90%、ネット配分10%とネット配分が少なくなっています。(店頭配分は営業員の裁量によって株を配分する為、資産の多い顧客や取引の多い顧客に優先的に株を配分する傾向があると言われています。)
しかし全体の配分量自体は少ないものの、ネット配分は完全抽選の為、口座にある資金の少ない投資家でも当選の可能性があります。
そしてなんといってもSMBC日興証券はIPOの主幹事証券を務めることがとても多いです。
その為SMBC日興証券に割り当てられるIPO株の数も主幹事証券の場合は多くなり、IPOの抽選にも期待が持てる証券会社です。
資金が豊富にある方は店頭配分での当選も狙うことができるため、口座を作っておくべき証券会社の一つと言えるでしょう。
【第3位】
みずほ証券
2015年IPO引受銘柄数・・・70社
新光証券やみずほインベスターズ証券との合併により、年々規模が大きくなっているみずほ証券。
IPO引受銘柄数も70社とかなりの規模となっています。
みずほ証券は対面営業を中心とする証券会社なので、IPOの配分方法も店頭配分90%、完全抽選10%となっています。
しかし完全抽選が10%とはいえ、みずほ証券は主幹事証券になることも多く、IPO株の取り扱い株数も多い為、完全抽選にも期待がもてます。
SMBC日興証券と同じく、ぜひとも口座を開設しておきたい証券会社の1つです。もちろん投資資金が豊富な方は店頭配分も狙うことが可能です。
【第4位】
マネックス証券
2015年IPO引受銘柄数・・・52社
ネット証券へ業界でいち早く参入したマネックス証券は現在でもネット証券大手の証券会社として有名です。
ネット証券大手ということで、IPOの引受銘柄数も52社とかなりの数となっています。
マネックス証券のIPOの抽選方法は取引実績や資産の規模に関係なく当選確率は平等となっています。
ポイント等の制度も存在しないため、完全に公平な抽選となっています。
少額投資の方にも平等に当選する可能性があるため、IPO抽選のために口座を持っていたい証券会社の1つといえます。
【第5位】
野村證券
2015年IPO引受銘柄数・・・49社
言わずと知れた国内最大手の証券会社です。
しかし国内最大手の野村證券のIPO引受銘柄数が第5位と言う結果に驚く方もいらっしゃるかもしれません。
たしかにIPOの引受銘柄数は第5位ですが、野村證券は主幹事を担当する銘柄がとても多く、結果的にIPOで引受する株数も莫大な量となります。
野村證券は対面営業を中心とする証券会社の為、IPOの抽選方法も店頭配分90%、完全抽選10%となっている点には注意が必要です。
店頭配分が90%とはどういうことかというと、大きな資産を持っている方を中心に分配するということの裏返しなので、まず始めてみたいという方にはお勧めできない証券会社となっております。
まとめ
IPOの抽選に当選するためにはより多くのIPO株を引受している証券会社から申し込むのが近道と言えます。
しかし証券会社によって抽選方法などにかなりの差があります。
IPO引受数の多い証券会社から申し込むことももちろん大切ですが、自身の資産規模等を考慮して自分に合った証券会社からIPOの抽選に申し込むこともIPOに当選するには大切な要素の1つです。
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パウエル五郎

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