毎年年末はクリスマスなどの年末商戦とそれによるポジション調整によって取引が活発になるため、アマゾンやウォルマートなどの小売り大手を中心に株価が大きく動きやすい傾向にあります。
2016年、2017年と2年連続で12月は上昇して終わっていますが、その翌年の1月2月で下落するパターンが続いています。
そんな中で今年は10月月初にそれまでマーケットの牽引役であったハイテク相場が崩れて市場全体の崩壊につながっています。
未だにダウは下落前の水準に戻っておらず、マーケットではリセッション入りの声も聞こえます。
この利上げ局面の中で株価が低迷していることで、前回の記事でも書いたようにマーケットは来年の利上げ回数を引き下げる予測をしています。
さて、こうした局面では株式市場に参入しづらいという方もおられるのではないでしょうか。
しかし、それでも淡々と高配当株を毎月購入し続けることで資産は複利的に増加し続けます。
アメリカ市場の歴史を振り返ればこうした局面で如何に購入出来たか、また粘り強くホールドすることで投資家は資産を確実に増やし続けることができました。
仮に来年大きく調整したとしても、ましてや株式市場が大暴落したとしても私は売ることは考えていませんし、それどころか大幅に買い増していきたいです。
今はキャッシュ比率が高い状態にあり、買い付けボリュームを絞っていることから暴落は願っても無い買いのチャンスです。
逆に今買い付けペースを上げてきた人は現時点ではそのペースを少し落としたほうがいいかもしれません。
注意すべきなのはこれは売ったほうがいいということではありません。
きたるべきチャンスのために今は追加購入を少し絞って、弾切れに気をつけましょう。
私の予想は2019年は1月に大きく下げる事を期待しています。
下げるなら売ればいいじゃないかという方もいるかもしれませんが、私が保有しているVZ、T、XOM、PM、JNJ、BTIは市場感応度が低いので、個別銘柄要因で下落しても相場動向で下落することは少ないと考えています。
そもそも私は相場全体の動きに対して耐性のあるポートフォリオを組んでいるため、多少の下落ではポートフォリオの組み替えをすることは考えていません。
むしろ来年の利上げ回数予想が引き下げられ、リセッション入りが囁かれている相場において他の銘柄からの資金移動も含めて、特にディフェンシブ銘柄に資金の集中が起こりやすいと考えています。
ただ、来年の前半にかけてボラタイルな動きをする可能性もあるため、シクリカル銘柄やモメンタム特性の高い銘柄、流動性の低い銘柄を持っている方はポジション調整をしておいた方がいいのかもしれません。
この記事を読んだ人は以下も読んでいます...

パウエル五郎

最新記事 by パウエル五郎 (全て見る)
- 【ポストコロナの世界】様々な民主化の流れが加速する - 2020年4月25日
- コロナを受け保有銘柄の入れ替えを行う - 2020年4月23日
- コロナを受けてポートフォリオ戦略を変更する! - 2020年4月22日