PG決算まとめ
以前PGについて書いた記事の続報で、同社から予定通り7/30に公表された決算内容をまとめてみます。
日本時間の昨日21時頃発表された決算資料によると、2019年4Qの売上高は前年同期比3.6%増加して171億ドルとなりました。
これはアナリスト予想の169億ドルを上回り、毎期4%ずつ成長してきた過去3四半期に引き続き、今期も力強い成長を印象付ける内容となりました。
またEPSはアナリスト予想1.05ドルから1.10ドルと、市場コンセンサスを約5%上回りました。
所感
売上高が通期で4%近い成長を示したことはこれまで以上に製品が消費者に受け入れられたことを意味しています。
これは今期、製品価格を増加に今期力を入れた一方で同社販売計画を達成したことに現れています。
発表によると為替の影響で売上高は4%減となる影響を受けた一方で、製品数量の増加で3%、値上げでも3%、プロダクトミックス(製品ラインナップの掛け合わせ)で2%の売上増加寄与がありました。
またこれらの売上高増加に加えて、EPSがガイダンスを上回ったことはコスト削減にも成功し、今後のさらなる利益率、ひいては株主還元に弾みがつく内容となりました。
キャッシュフロー生産性も95%以上を維持することから株主還元も引き続き継続する意向です。
そのため、PGは取引時間中5%近い伸びとなり、前日比3.8%上昇して引けました。
世界景気減速による消費動向が引き続き気になるところですが、販売が引き続き好調であること、損益状況が更に改善傾向にあること、株主還元に手厚いことから株価は今後上昇トレンド入りする可能性が高いです。
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パウエル五郎

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