高配当投資は資産を増やすことはできるが…
株式や債券は資産を増やすことはできるが、わずかな資産しかなければ伸び幅もゆるやかになってしまうが欠点です。
なぜなら高いリターンの銘柄ほど大きなボラティリティがあり、場合によっては資産を大幅に毀損する可能性があるためです。
そのため安全資産で一定以上の資産を構築するには膨大な時間がかかってしまったり、短期的な利回りの高さにつられて大きなリスクを背負ってしまいます。
一方で投資という概念を広く捉え直すと、株式、債券などの個別銘柄や投資信託などのペーパーアセット以外にも実に様々な投資が考えられます。
ペーパーアセット以外ではリアルアセットといって不動産、絵画、金などのコモディティが存在します。
太陽光なども収益率の高い不動産の有効活用と考えると、居住用不動産以外にもリアルアセットはたくさんあります。
管理人はリアルアセットとして事業投資を柱に据えています。
ペーパーアセットは価格が下方硬直的で安定しているものほど、利回りが低く魅力的ではなくなってしまう特性があるためです。
どんなビジネスでも投資でも同様ですが、間口が広く誰でも簡単に行えるものほど、魅力度とリスクはトレードオフになります。
僅かな収入源の人が資産を増やすことを考えた時にペーパーアセットだけの資産運用は正しい選択肢とは言えません。
利回り数%の資産運用は、一昔前の銀行の普通預金講座に預けるくらいの意味合いで置いておくくらいが良いかと思います。
人的資本という考え方
事業投資を考えた時に一から業を起こす、起業だけを選択肢とすべきではないと考えます。
例えば、知人が立ち上げるビジネスに貢献する代わりに株式やSOをもらうという考え方も一つの事業投資の考え方です。
知人がいないという人であればネットワークを広げる必要があります。
堅実に自分で素晴らしいと思える、物販可能な商品を企画したり、他者の商品をプロモーションするために、自分のスキルや能力をフル活用して貢献します。
貢献するためには、労働力を提供するだけではないことがポイントです。
労働力を対価に月給をもらうというスタイルは通常のサラリーマンと同じで直接的に資産を増やすことはできないからです。
サラリーマンが悪いというのではなく、貢献の仕方はいくつも存在しているということです。
あくまで自らの頭で考えて、どんな貢献ができるのか知恵を絞る必要があります。
しかし、そもそもそんな知人がいないという人はどうすればいいのか。
かくいう私も銀行員時代は会社の中のサラリーマンしか知り合いがいませんでした。
そういう人はとにかく動くしかないと思います。
多少怪しげだと思っても交流会やセミナーに行くというのも良いかもしれません。
私もそういうセミナーに行きましたが、その頃は怪しいと思っていた数名程度の社員を抱えていた企業の代表が今年上場したというニュースを見て捨てたものじゃないなと思いました。
(しかもその頃に会った代表がやっている会社が直近3社立て続けに上場しました)
最初は怪しくてもまずは動いてみることの重要性を感じた瞬間でした。
自分が怪しいと思っている常識は意外とあてにならないものです。
ヤクルトやミキプルーンのように最初は怪しいネットワークビジネスでも今や市民権を得ている会社は多く存在します。
かくいう私も一時手伝っていたスタートアップ企業のストックオプションを保有しており、今年上場したので今後の株価が楽しみです。
※ストックオプションとは上場してから株式に転換することができる権利のことです。
現在株価は公募価格を大きく上回っていることに加え、事業の将来価値が高いと信じているため当面売らずに寝かしておこうと思っていますが。
それ以外の投資資産は以前のブログであげている通りです。
投資においても人生においても、良い人と知り合うのは時間の質をあげて生活を豊かにしてくれます。
貢献できる人を探す以外に、交換してもらえる人を探すのもありです。
自ら事業を起こした場合、どれだけ優秀な人を採用できるかはとても重要な要素です。
優秀な人を採用して、実績を上げればマネージャーとして昇格させて組織を大きくしていく。
これが人材への投資の基本的な考え方となります。
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パウエル五郎

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