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GMOクリック証券のメリット・デメリット
GMOクリック証券は過去にはオリコン顧客満足度ランキングのネット証券総合分野で1位になっており、顧客満足度、手数料などが総じて良いという証券会社です。
こちらのページにあるように、金額別にみたランキングではどの金額帯でも1位になるような最安値という手数料水準ではないにしてもランキングの上位に食い込んできており、他のネット証券と比べると安い方の分類には入ります。
しかし、当然ですが手数料が安いというだけでは満足ランキングの上位にはなりません。
ではなぜか満足度が高いかというと、こうした手数料に加えてGMOグループの一員ということで、関連会社との相乗効果があるからです。これについては後述します。
また他の証券会社にはない金融商品を扱っているというのもありますし、
こうしたメリットを考慮すると、どの金額帯で売買するかまだ決めていない人には逆にどんな金額帯でも開設しておくべき証券口座と言えます。
株主優待によるメリット
GMOクリック証券は株主優待でさらにお得になるというメリットもあります。
以下のGMOグループの銘柄を保有しておくと株主優待制度によりそれぞれ売買手数料が安くなります。
- GMOインターネット:5,000円
- GMOクラウド:3,000円分
- GMOアドパートナーズ:3,000円分
- GMOペパボ(旧:paperboy&co.):3,000円分
- GMOクリックホールディングス:3,000円分
いずれかの銘柄も保有するだけで少なくとも毎日頻繁に売買したとしても1カ月分の売買手数料が浮きます。
全部保有しておけば半年分の売買手数料が返ってきます。
カブドットコム証券もそうですが、関連銘柄(GMOグループ)に投資する予定の方は使わない手はないですね。
取扱金融商品のメリット・デメリット
GMOクリック証券で取り扱っている金融商品は株式、FX、債券、CFD、先物、バイナリーオプションです。
上記を見るとわかるように投資信託は存在しません。
またIPOへの応募も出来ません。
これらはGMOクリック証券のデメリットといえるでしょう。
その代わり証券会社にしては珍しいのはバイナリーオプションをすることが可能です。
バイナリオプションとはドル円などの為替が円安に振れるのか円高に振れるのかという二択だけの投資です。
ネットでは詐欺などと書かれた記事もありますが、それは2013年ごろに詐欺や過剰広告などが流行っていた頃の話で、今やすべて規制されて怪しい業者はいなくなりました。
バイナリオプション自体は勝率は50%なので投資がどんなものか試してみたい初心者にはおすすめです。
ただし、ややギャンブル性が高いのでちょっと買ったらすぐ止めて、あまりのめり込まないでください(笑)。
現物売買手数料と信用取引手数料
現物手数料も信用手数料もそれぞれ1日定額プランと1約定ごとプランがあります。
1日に30万円までの売買であれば1約定ごと定額プランの方がお得ですが、それ以上では1日約定プランの方がお得です。
豊富な提携銀行
提携銀行は他の証券会社に比べてるとかなり多いように見えます。
地味にこうした提携が入金処理に手間取らず非常に便利なので、満足度ランキング1位に影響しているのかもしれません。
- ジャパンネット銀行
- 住信SBIネット銀行
- 楽天銀行
- イオン銀行
- セブン銀行
- ゆうちょ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- 三菱東京UFJ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
当然、ATMに行かずにネットだけで、無料で、しかもリアルタイムに振込が可能です。
NISA口座のメリット
NISA口座は2014年から始まった少額投資非課税制度です。
NISA口座で100万円までの売買によって発生した利益は非課税になりますが、GMOクリック証券の場合は手数料も無料になります。
ただし、頻繁に売買をする人にとっては100万円はすぐに超えてしまいます。
長期化保有する銘柄であまり頻繁に売買する予定のない銘柄があればGMOクリック証券のNISA口座開設をお勧めします。
ただし、NISA口座は一人に対して一口座しか選択できず、他の証券会社と比べながら慎重に選ぶ必要があります。
まとめ
個人的にはどの程度の売買をするか決めていない初心者の方であれば松井証券で10万円以下で売買することをお勧めしますが、こちらでも説明したように管理コストの大部分を占める売買手数料を極力最低限に抑えるためには、金額帯によって証券会社を使い分ける必要がありますので、松井証券とライブスター証券、GMOクリック証券は最低限口座を開設しておきたいところです。

パウエル五郎

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