人生で初めて起業した投資家の末路

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以前、このブログで自分のサイト売却を報告しましたが、その後自ら起業して運営することになりました。

【速報】自らでM&Aを締結してみてわかったこと

2月の中旬からこのブログの更新を休んでいましたが、その理由はこのビジネスの運営にコミットしていたためです。

なぜ起業したのか

これまでこのブログでは株式を中心とした投資全般について書いてきましたが、リターンの高い投資を追求する中で、究極の投資とは何か考え続けた結果、自分の能力と可能性に対して投資するのが最も投資効率が高いことに気づきました。

周りからは失敗することを考えなかったのかと問われることもありましたが、私が考えた方法でうまくやれないことはないと判断したため投資家からの資金調達とオフィスと働いてくれる人を確保することに成功し、1ヶ月間の立ち上げ後、安定稼働に成功しました。

今回、初めて私が実施してきたことや難しかったことなどを書いて、世の中の個人投資家を始め、このブログを読んでくれている皆さんにご評価を頂き、また参考になればと思っています。

最後にこの数ヶ月でのリターンと、この事業投資の総括をしてみたいと思います。

実施してきたこと

最初に自分が興味のある分野を一つ決めて、トップランナーや著名人を数名定めました。

ここらへん調べ方は本屋で雑誌などで特集されている人やブランド、企業から入っても良いですし、ツイッターやインスタグラム、フェイスブックなどのSNSが良いと思います。

私の場合、これらの方法で調べた後、近くにその道に精通している知人がいたことも助けになりました。

次に彼らが立ち上げ当初、何を目指してどのような戦い方をして、どのようにスケールさせてきたのか徹底的に研究し、その戦略が自分にも再現できそうか、また彼ら以上に成功できるか何度もシミュレーションをして、それを頭の中で繰り返しました。

この段階で身の丈に合っていないと、アイデアのいくつかはスクリーニングされて消えます。

たとえ、自分の興味があっても有名人が有名であるが故にその知名度を使ったり、親の七光りなど資産力で勝負している業種は自分にとって再現性がないので落選します。

いわば身の丈に合うということが実現性観点で重要になってきます。

これらのスクリーニングの結果、最終的に選んだ候補は一つではありませんでした。

残ったアイデアを自分の宝物のように何日も寝かせて、あらゆる角度でリスクを洗い出しました。

どれだけ考えても悩ましいリスクファクターは実際に私自らが取り組んで再現性を確認しました。

頭で考える部分は慎重に時間をかけましたが、実際に手を動かすことは慎重さよりも早さを重視します。

手段と目的が逆転しないよう(作業することが目的とならないよう)、検証項目を明確にして最小のコスト(時間)で検証します。

例えばリスクファクターとしては実際に考えた時間内で作業を終わらすことができるかどうか、キャッシュフローが安定的に回るかどうかなどです。

また自分が不在となった場合でも他人が作業した時に自分が作業した時と同じ再現性があるかについても実際に作業してみないとわからないことがあります。

この再現性がなければいくら投資効率の高いビジネスであっても、いつまで経っても自分が手を入れなければならず、スケーラビリティの観点で必ずしも有望なビジネスではなくなってしまうからです。

もし他人の能力に依存してしまいそうなプロセスがあれば、そのタスクリストを分解不可能な要素になるまで分解します。

ただここまでやっても実際の事業では机上の空論でしかない可能性もあるので、ある程度ざっくり紙に書き出したら投資家向けに資料を作成し、プレゼンします。

プレゼンの内容はトレンドや時代性などの事業環境やターゲットユーザーの特性、ざっくりした市場規模、成長カーブと必要経費(ヒト・モノ・カネ)の将来計画などの展望です。

実際に作業したことで、ここの資料作りで(作業してみないとわからないような)説得力が出せるようになることです。

よくスタートアップではずべての信号が青くなるまで動かない人よりも走りながら考えるひとの方が成功するという言葉がありますが、これは本当だと思いました。

難しかったこと・悩んだこと

この数ヶ月で様々なことに悩みましたが、その中でも印象的だった3つのことを書いてみたいです。

最も苦労したのは人材採用です。

人材不足のこの時代で人を集めるのは至難の業でした。

人の紹介をされて面接をしてもなかなか良い人に巡り会えません。

でもこの時に学んだ大事なことの一つに、採用されたい人に会うよりも、応募者を紹介してくれる人にあった方が良いということです。

その場での採用はできないかもしれませんが、長い目で事業の成長を考えた時にメリットが大きい行動はどちらかということを考えるきっかけになりました。

House of Cardsという私の大好きな映画の一つにこんなフレーズがあります。

Take a step back,look at the bigger picture.

常に長期的な視点を持って対応すればいずれ自分が困った時に助けてくれることがあります。

実際、この時にお会いした人のおかげで、人材採用の問題をクリアしたことに加え、今でも様々な面でアドバイスをくれるなど起業家の先輩として、助けてくれます。

次に投資家との関わりです。

投資家と起業家の関わりは古くて新しい問題ですが、私なりの考えでは投資家が事業に口出しをするようになると、短期目線でビジネスの収益化を急いだり、エグジットを早める圧力が生まれます。

プレゼン資料に説得力があれば複数の投資家から資金調達の打診があるので、こうしたことを念頭に投資家選びは慎重になるべきだと考えます。

投資家選びで最も重要なのはエグジット条件の擦り合わせなどもそうですが、それ以上に事業ビジョンに共感してくれること、また事業者ノすべきことに口出しをしないことが重要になってきます。

これは投資家の方が資金の出し手としての立場の優位性があるため、その事業については素人の投資家が戦略や事業方針に口出ししてしまうと往々にしてうまくいかなくなることの方が多いからです。

最後に従業員との関係性です。

どんなに優秀な人を雇っても、私自身が作業していた内容をとことん分解してドキュメントにしても、それを自分と同じようにできるまでは時間がかかります。

最悪のケースだと、そのドキュメントに書かれていることすらできず、離れていく者もいます。

採用にどれだけ時間をかけても、またやる気のある優秀な人材を確保しても、インセンティブやその人の適性やスキルなど様々な要素によって、事業が安定稼働できるかどうかに影響してきます。

採用時にはどれだけやる気があっても、そのやる気を常に最高レベルに維持出来る人はほぼいません。

そのため、初期の起業家にとって事業成長する上で最も重要な要素は、従業員からの信頼関係だと思います。

信頼関係が構築できていればモチベーションが低下することもないし、ノウハウが間違えていない限り高いクオリティで仕事をしてもらえるからです。

事業投資のリターン・総括

以上ざっとこの数ヶ月でやったことを書き出してみましたが、これらを実施してきた結果、現在はほぼ月商1,000万円を超えるビジネスになりました。

比較的早い段階で売上が一定数立ったことで従業員や投資家のモチベーションが低下しなかったことが追い風になっていますが、これは最初に事業の投資効率という点で見極めをしたことが良かったと振り返っています。

また毎月3050%成長しているので年内には月商2,000、来年には5,000万円を目指したいです。

実際に始めた事業は全体的にファッションジャンル寄りのEC事業ですが、目下複数ブランドの立ち上げを目指しています。

ファッションに興味のある女性でフルタイム働ける人を随時募集しているので、ぜひご興味ある方はご連絡頂けるとと嬉しいです。

私はこれらのビジネスを思考実験や実証研究として始めたものの、人間とはかくも欲深いもので金額が毎月のように大きくなるにつれ、これを単なるサイドビジネスや研究レベルで終わらせたくなく、さらに数字を上げていくつもりです。

このブログでメインに扱っている、株などの金融市場における投資も良いですし、自分の能力と限られた時間でどこまで人を動かせるのか、数字をあげられるのか楽しめる人は同じように事業(自分)投資もおすすめします。

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パウエル五郎

名前:パウエル五郎 年齢:30代 経歴:金融機関で国内外の株式のアナリストやファンドマネージャーなど一貫して株式のトレーディングに携わる。 2016年にアマゾンを購入してからひたすら買い増し、現在はVTなど世界分散投資も実践。

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