2019年も始まりましたね。
新年を迎えるにあたり、1年間の目標を立てている方も多いと思います。
私も例に漏れず、今年の目標を立てました。
目標はなんでもいいと思います。
例えば、ここでは投資ブログなので投資に限定した話題になりがちですが、映画評論家になるという目標を立ててもいいですし、サラリーマンなら営業目標を+xxx%で達成するというものでもいいと思います。
プログラマーであれば、rubyやphp、go、javascript、j-Queryをマスターするというものでもいいと思います。
次に考えるのは、その目標は本当に実現できるか?です。
目標だけ立ててどうやって実現するか考えてないというのは目標がないのと一緒です。
実はかくいう私も目標は立てたものの、どうやって実現したらいいかわからないこともありました。
せっかく目標を立てたのに、毎日自堕落に過ごすことほどもったいないことはありません。
実現したい目標を作ったら、それをどうやって達成するかの戦略についても考える必要があります。
さらにいうと、長期的な目的と毎年の目標を分けて考えて、それとセットで戦略を考え、その戦略を戦術に落とし込むところまでやる必要があります。
言葉の定義についても触れておきます。
長期的な目的は、字の如く道標である目標に対して、その最終地点となる的です。
また戦略は戦いに勝つためのリソースを効果的に使い、かつ最小コストで目標を達成するための大局的・長期的な計画のことであり、戦術はその戦略を達成するための実行上の方針のことです。
戦略も戦術も、戦いという字があることから戦いに勝つための戦争用語ですが、これはビジネスや人生においても有用です。
せっかく年初に目標を立てたのであれば、目標達成までの戦略を策定し、どこまで確度の高い戦術まで落とし込めるのかについても考えた方が良いですよね。
達成見込みのない目標を立てることほど無意味なことはありませんから。
そして、この戦略、戦術は投資に限らずどんな目標に対しても当てはまり、営業マンであってもプログラマーにとっても同じことが言えるのです。
私は何か作業をしているときにしっくり来ていないときはこの戦術が誤っている可能性が高いです。
【ケース1】
例えば、営業マンで個人にアサインされた営業数字に対して+120%を達成するという目標を立てたとき、
どういう顧客に対して何人くらいに当たるかという戦略を作ったとき、1ヶ月以内にxxxx人にアポを取るという戦術に落とし込むところまでやらなければ意味はありません。
またアポイントも対面で行うのか、DMや個別のメール、電話で対応するのかといった方法についても具体的に落とし込む必要があります。
【ケース2】
あなたが地域を統括するエリアマネージャーだったとき、エリアの売上高を前期比+120%という目標を持ったとします。
エリアには10店舗存在し、店舗ごとに地域特性が異なり、売上状況は様々です。
例えばA店舗は立ち上げからの年数も短く、毎年売上が倍々になっているものの、絶対値としての売上高は小さく、全売上高への寄与度は僅少です。
一方でB店舗は年数は長いものの、店長のマンネリ感があり、トレンドにも鈍感で数字は年々微減傾向となっているものの、全体への寄与度は大きいです。
この場合はA店舗の数字をさらに加速させることは容易ですし、エリアマネージャーとしてはやる気のある店舗にアドバイスしたくなるものですが、
全体の数字を改善するためには明らかにB店舗にアドバイスして現象トレンドを食い止め、改善点をまとめた方が全体の売上高を上げやすくなります。
そこで戦略としてはA店舗よりもB店舗の売上高を改善に力を入れて個別店舗目標を+50%改善するとします。
戦術としては最初の1週間で毎朝B店舗を回って改善点を発見し、店長と対面で話し合って問題点を改善していくという方針を立てます。
仮にB店舗のようなお店が8店舗あれば成り立たないので、その場合は売上が好調な店舗Aの店長を不調な店舗に派遣して共通する要素を調べてもらい、改善点をDMで告知したり、定期的に店長を呼んで改善点を確認するといった方針も効果的かもしれません。
ケース1でもケース2でも戦術を立てるときに重要なのは戦略遂行に当たって配分されているリソースが適切かを考えなければならないことは共通しています。
例えばケース2でB店舗のような重点対応店舗が複数あったときに、自分一人で一店舗ごとに改善点を調べるのは難しいです。
自分一人でマンツーマンで売上改善のアドバイスをすることは確実性が高い一方で、複数店舗に対して同じことはできないため、リソース上の観点から戦術を見直す必要があります。
【ケース3】
個人ブログの収益最大化を図ることを考えます。
最大化という目標は曖昧なので月間adsense収益を20万円と置くことにします。
戦略として最初の1ヶ月間で調査、改善(実行)、振り返り、再調査というPDCAのループを確実に回すこと、次の月で作業ルールの明確化を図るという戦略を立てることにします。
戦術としては長くなりますのでPDCAの調査方法として、目標達成に当たって参考となるブログを発見し、改善すべき項目を仮説として作ります。
例えば、名指しで大変恐縮ですが以下のブログで参考にさせてもらいます。
http://buffett-taro.net/archives/35646167.html
投資ブログをやっている人なら知らない、かの有名なバフェット太郎さんですね。
バフェット太郎さん、すごく尊敬していますが名前を書くのがあれなのでBTさんと呼びますね。
BTさんのブログでは以下のように書かれています。
月間PV(ページビュー)数は目標100万PVに対して、結果140万PVでした。月間広告収入は目標50万円に対して、結果230万円でした。
ここから100万PV→50万円、140万PV→230万円である、つまり1PV=0.5~1.6円程度と見積もることができます。
BTさんの場合、ブログを開始したのが2016年とのことですので丸三年経過しており、弊ブログにおいては本格的に始めたのが2018年の夏(それまではかなり雑記事を書いていましたw)であることを考慮すると今年は月間10万円、3年後50万円というのはあながち無理な目標ではないこともわかります。
また他の特徴点として、
・ブログコンテンツが整理されている 、例えばカテゴリなど。
・煽りキャラが確立されている(オフ会で実際に会ったブロガーさんによれば、実際には物腰柔らかな好青年)
・予め作成されたブログを予約公開している
・ブログ公開と同時に自動ツイート
・自動ツイート以外では著書に関するリツイートがメインでポエミー系ツイートは少ない
なども参考になります。
そのため、目標を分解したKPIとして
・20万円の収益を目指すためには月間約30万PV=日次1万PVをターゲットに置く
・日次1万PVを達成するためには1日2~3記事書く
を設定します。
これらのKPIを短期的に実現するためには
・毎朝(早起きして)モーサテを見る、移動時間で10分で参考ブログの流し読みと3件のネタ出し
・1記事15分を意識して移動時間でブログを書く(時間を限定するのはこの記事のようについ長くなってしまうため)
・週末、PV数の多かった記事を振り返り、テーマ作りに活用する
という戦術を立てます。
ポイントは明確に時間を書いている点です。
例えば空き時間にメモ帳にアイデアを書くというのは具体性はありますが、xxx時にアイデアをメモ帳に書くという方がさらに具体性が上がります。
また当面の課題として
・キャラの確立
・コンテンツの整理
・wordpress投稿と同時に自動ツイート機能を実現
なども明らかになりました。
以上、3つ目のケースとしてブログ収益10万円を目指す場合の目標達成方法について書いてみました。
あくまでケーススタディですので、弊ブログは気ままに正直に書いていきたいと思います。
(ここまで書いてやらないというオチ笑)
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パウエル五郎

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