ミンスキーモーメントという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
この言葉ほど、金融関係者とそれ以外の人の間で反応が異なるものはありません。
ミンスキーモーメントとはいわゆるバブルが崩壊する直前のタイミングのことを指し、1998年のロシア危機に際して、アメリカの経済学者ハイマン・ミンスキー氏にちなんでつけられました。
一般にミンスキーモーメントとは、投資家が過剰な投機によって生じた債務スパイラルによって、マーケット全体で深刻な流動性不足を抱えるポイントであり、資本主義経済において経済成長が発展する過程で必ず起こり得ます。
ある意味、正常な景気循環のプロセスの一環でありますが、株式市場でも資産価格が大暴落につながる重要なシグナルと言われています。
翻って現在予想馬付きは一時よりも大分回復してきましたが、依然、先行きは不透明だし、長年積み上げてきたアメリカ市場の右肩上がり傾向にも陰りが見え始めています。
バブルが崩壊すると暫くは停滞するため、投資家としてはいつ起きるかわからないバブル崩壊を予知しようとせずに常に定期的に買い付けたものが最後に勝つのです。
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パウエル五郎
名前:パウエル五郎
年齢:30代
経歴:一貫して米国株投資を継続中。
2016年にアマゾンを購入してからひたすら買い増した後2018年9月に100株全売却して方針転換。現在は高配当ディフェンシブ個別銘柄やVTなど分散投資

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