以下の記事で触れましたが、資本主義経済においては富めるものは更に富んでいき、貧しい者はさらに貧しくなるというスパイラルを描くことがこの社会の特徴です。
資本主義のこうしたルールは人生酸いも甘いも噛み分けた老人にも、これから社会に出る新成人にも適用される平等なルールです。
今回は特に、これから大きなイベントを控えている新成人に向けて仮に失敗しても逆転はできるということをお伝えしたいと思います。
多くの人が良い大学を出て良い会社に勤めればより良い人生を歩めると信じています。
逆に希望する大学に入れなかったり、希望する会社に入社できずに人生を悲観して無気力になってしまう人がいるのも事実です。
新卒で入った会社は良くも悪くもその後のその人の人生に多大な影響を及ぼすため、重要なイベントではあるものの、そのイベントで一生が決まってしまうほど人生は一発勝負ではありません。
逆転する機会はいくらでもあり、今回はそういう機会について書いていけたらと思っています。
以前、こちらのブログでも新成人に向けた残酷な事実を書きました。
こうした事実は残酷である一方、日本人が皆貧しくなるかというと当然そんなことはなく、上記のような貧困のスパイラルから抜け出すためには個人レベルで対策するしかありません。
例えば貧困から抜け出すためには単純に時給の良い仕事に就くというのが真っ先に考えられる対策です。
これから就活をする大部分の新成人には就活はインパクトの大きなイベントになります。
インパクトが大きいというのはよく勘違いされますが、生涯貰える給料が全てそのイベントによって決まってしまうという意味ではありません。
昔と違って転職市場は活発化していますし、企業側も新卒のうちある程度(会社によっては4割くらいは)辞める前提で採っていますし、ある程度辞める前提で仕事のアサインがされています。
だからもらえる給料が新卒で採用された企業によってほば決まってしまうことはありません。
大事なのは就職した企業でどれだけ活躍できるのかということ以上に、自分が人材市場においてはどれだけの価値があるという点です。
人材の価値というのは伝統的な日本のサラリーマンのようにイエスマンになる必要はありませんし、正しいことを正しいタイミングで発信・遂行する能力のことです。
期待を裏切らず期待以上のことをしていれば、上司に言われた通りのことをする必要はありません。
自らの能力は会社でのみ伸ばすことができると考えるのも拙速です。
勤めている会社でスキルアップや能力の伸長ができないと考えるのなら転職先はゴマンとあります。
転職により年収を上げることができれば人生を逆転することもできますが、逆転する方法は何も転職だけでありません。
例えば、副業や趣味で何か新しいことを始めることも逆転に繋がります。
管理人は趣味で始めた物販のサイトが企業に買収されました。
買収により私は売却益をもらえたことに加え、今ではこの会社の株主として役員報酬ももらいつつ、最終的にはこの事業のバリュエーションを高め、第三者に売却することで更に高値での売却益を得ることができます。
想定している売却益は数千万円~数億円になる予定で、もし仮に実現できれば全額高配当株を買い付けて配当生活をしたいです。
このように新卒で就職した企業で人生が決まってしまうと考えるのは時期尚早ですし、悲観してしまうのは早合点です。
まずは働いたところで十分努力した上で、自らのバリューを高めるべく何か新しいことができないか模索してみることが重要なのです。
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パウエル五郎

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