全ての消費は投資家に還元されていく
本来、私は金のかかる趣味もなく、せいぜい食べ物にお金をかけるくらいでいわゆる浪費癖のようなものは大してないのですが、子供が生まれると日用品の購入から食べ物や飲料水を購入するためによくスーパーに行くようになりました。
すると、消費性向の低い独身時代では感じなかったことに気づきました。
それは消費が増える子育て世代では毎日多くの消費を行うものの、シャンプーを買ってもマヨネーズを買っても、何を買ってもそれらは全て企業収益に繋がり、最終的にはその企業に投資している株主に還元されるという事実です。、
多くの企業では成果報酬型ではないので、売上が上がってもその会社で働く人の給料には還元されません。
売上や利益は最終的にはその会社を所有している人、すなわち株主のものになります。
株主イコール経営陣というケースもありますが、いずれにしても株主にはこのような恩恵があるという事実には変わりません。
健全な企業経営ができている株式会社では事業運営の結果生まれた利益は短期・長期の観点で株主に還元されます。
還元される例としては配当支払いによって直接的にキャッシュを支払う方法と、自己株償却によって需給を引き締めて株価を高めることによって間接的に株主に還元する方法など様々です。
私たちが普段何気なく生活をする中で息をするように事前にものを買ったり、サービスに対してお金を払っている時、その裏にはお金によだれを垂らしている投資家がいることを忘れてはなりません。
そもそもそうした事実に納得がいかなければ何か手を打たなければなりません。
ーーーー消費を辞めますか?
この回答は決して馬鹿らしいものではなく、倹約をすることでリスク資産への配分比率を高められるのであながち見当違いすぎることでもありません。
しかしながら、最終的に一部の人に富が集中することを嫌がるなら自らがその立場になればいいのです。
例外を除けば大株主でも個人投資家でも、持分に応じてメリットが配分されるのは変わりませんから大いに投資をするべきなのです。
この記事を読んだ人は以下も読んでいます...

パウエル五郎

最新記事 by パウエル五郎 (全て見る)
- 【ポストコロナの世界】様々な民主化の流れが加速する - 2020年4月25日
- コロナを受け保有銘柄の入れ替えを行う - 2020年4月23日
- コロナを受けてポートフォリオ戦略を変更する! - 2020年4月22日