株式投資は最適な資産運用方法か

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私は前職が企業年金やGPIF、ゆうちょや中東の政府系ファンドなど公的資金の運用を行なっておりましたため、知人から資産運用について聞かれることが多いです。

私個人としては、メガバンクの看板を下ろした時点で情報へのリーチ量や投資にかけられるコストは格段に減ったため、いかに個人投資家が機関投資家に比べて大変かも理解することができました。

これは新卒で機関投資家としての証券業務を経験できたお陰ですし、こうした若い時に相場の面も裏もある程度知れたことは大変良かったと思います。

さて冒頭の質問に対して、聞かれる度にお伝えすることがあります。

銀行預金に入れておくと定期でも0.01%しか金利がつかない世の中、株式に投資するのはお金を寝かせないための、あくまで消去法的な選択肢の一つ。

どんな状況でも積極的に入金しまくるのではなく、あくまでライフステージに応じてキャッシュ比率をどのくらいにしておくのかを明確にして、長期の資金計画に基づいて買付量を決めるべきです。

当然ですが、他に良い投資効率の高い投資先や「寝かせ先」があればそれに越したことはありません。

私はより資産効率を高めるために、また向学のためにECサイトを運営していますが、こうしたサイトの運営にはコストがかかります。

サーバー代や人件費は大したことありませんが、物販の場合は仕入れコストもかかりますし、売上がたっても口座に振り込まれるまでは時間かかるので支払いサイクルについても注意しないと黒字なのにキャッシュフローが回らなくなれば個人のクレジットにも傷がついてしまいます。

サラリーマンであれば個人事業主であれ、法人の社長であれ、こうしたコストや支払いサイクルを気をつけながら資産管理をする必要がありますし、逆に銀行口座で寝ている資金があるなら資産運用をしない理由はありません。

そのため、資産運用については消去法的な選択肢でしかないのに、運用の才能もなくアクセルを踏んで分析もせずに他人の言われるがままにキャッシュを突っ込むのはお金をドブに捨ててるようなものです。

寝かせている間、どのように1からビジネスを立ち上げるかを考えたり、副業をした方が良いのですが、株式投資はそっちに頭を回すための現金の逃げ場程度に考えなけれびなりません。

何か世の中で知られていない自分だけが知っている特別な情報があればそれにかけて銘柄を買ってみるのも良いですが、大半の場合そういう情報が普通の個人に回ってくることは稀です。

資産運用は逃げ場と表現していますが、高配当銘柄では大きな複利が付く資金管理なのでその他の投資案件よりも誰が運用しても同じようにリターンが見込める案件だと思います。

ただし、どんな投資でも条件があるのでそれを忘れてはなりません。

どんなゲームでもクリアするためにはルールを理解することが重要になります。 例えばドラクエは敵を倒すためにレベルを上げることがク...

配当利回りが高いからといって欲張って怪しい銘柄に逆張りをすること避けるべきですが、自分にだけ特別な才能があると思ったり、自分が知っている情報が特別だという思い込みで投資を始めるのは危険です。

また経営の合理化ができていない利益成長が不安定なマザーズなどの新興市場にも手を出すべきではありません。

専業トレーダーであれば一日中株の分析をする時間を確保できますが兼業トレーダーであればかける時間も限られてくるので投資に携わることができる時間についても考慮しておく必要があります。

値動きの激しい銘柄には手をつけるべきではありません。

こうしたルールを守れるのであればあくまで資金の逃げ場として株式投資を始めても良いのかもしれません。

逆に言えば、株式投資を怖がっている人にはこのいくつかのルールさえ守れば自らの強力な資産運用のツールとなるので自分に合っているかを検討すべきです。

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パウエル五郎

名前:パウエル五郎 年齢:30代 経歴:金融機関で国内外の株式のアナリストやファンドマネージャーなど一貫して株式のトレーディングに携わる。 2016年にアマゾンを購入してからひたすら買い増し、現在はVTなど世界分散投資も実践。

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