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これから起きるかもしれないリセッションに向けて個人投資家が心がけるべき3つのこと
最近、ボラティリティが大きくなってきている相場を見て思うのは転換点においてクロスセクション、時系列両方で株価の分散が大きくなります。
銘柄によっても、過去と比べても、株価が大きく振れるのは投資家のコンセンサスが定まっていない証拠です。
こうした時に考えることはリセッション やベア局面において、管理人は次の3つのことを心がけています。
銘柄選定で考えすぎないこと
ボラティリティが大きくなると自分も大きく跳ねる銘柄を当てたいという思いに駆り立てられることがあります。
しかし、天才肌でもなければそうした銘柄を当てることなどできません。
例えば4000銘柄の上場企業の中からテンバガーを当てるのは、仮に数年に10銘柄存在するとしても0.3%を下回ります。
宝くじよりは確率が高いですが、素人が狙って当てられる確率ではありません。
テンバガー銘柄は最初市場から評価されていない銘柄なので外せば上場廃止のリスクも高く、分散投資を図ろうにも予算制約を考えるとそれなりの勘と経験が必要になります。
そうした時に一般投資家が心がけるべきは統計的に負けないインデックス投資、もしくは確実にインカムゲインが得られる高配当株投資ということになります。
高配当株も基本的に本業の需要に変動がなく見通しが固めの、いわゆるディフェンシブ企業に投資するべきです。
ディフェンシブなので元本は変動する心配がなく、安定した配当金で着実に資産を増やす戦略です。
管理人が保有している銘柄の中にはBTIのように水準を大きく割り込む銘柄もありますが、長い目で見れば回復する可能性があると思っています。
こうした銘柄は難しい数式を使った収益予想などの銘柄分析は必要としません。
株式市場はある意味で美人投票の側面が大きく、素人が”裏の道”を行こうとするとそれは多く場合仕組まれた罠であり、手痛いしっぺ返しを食らうものです。
何をいつ買うのかよりも重要なこと
はい、ずばり、一度手堅く選んだ銘柄を多少の変動で売ったり買ったりしないということです。
業績安定高配当銘柄投資の旨味は、時価総額がそれなりに大きく、株数もそれなりに多いため、買い増しを続けることでインデックスの積立のようにドローダウンに対して強く、着実に右肩上がりになる傾向があります。
逆にいうと、だからこそインデックス投資と高配当銘柄が統計的に他の戦略に勝ちやすく、推奨される側面もあります。
したがって、最初に述べたような適切な銘柄選定ができていれば、狼狽売りをせずに買い増し続けるべきというのが二番目に心がけるべきことです。
どこの国で買うか
通常であれば以上の2点だけで良いのですが、最近のナショナリズムの台頭を考慮すると、債券でも株式でもどの銘柄を買うのかよりもどの国の銘柄を買うのかの方が重要です。
見立てとしては現状においてはアメリカ一択だと思っています。
そのため、投資家のおすすめはアメリカに属しており、業績が安定した高配当銘柄に投資するというのが現在の最適解になります。
ハイテク・グロース銘柄でドカンとワンチャン狙いもできる方法論があれば良いのかもしれませんが、それが予測できれば外資金融で1人で数億円稼ぐような年収うん千万オーバーのFMやTRはいなくなりますからね。
実際に彼らのような存在がいることからも、特に今のような局面で素人がハイテク・グロース銘柄に手を出すこと自体が自殺行為になりかねません。
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パウエル五郎

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