高配当株は資産形成に向いてない?

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高配当ディフェンシブ投資は資産をガンガン増やす目的ではありません。

短期間での資産拡大が目的ではなく、安定したキャッシュフローを作る目的ですね。

短期的で売るつもりがなければ多少の評価損は気にしなくても良いと思っています。

だってキャッシュフローが安定していれば売らないんですから。

逆に言えば、キャッシュフローが一定水準に達するまでは収入の柱を本業に据え置きつつ、高配当投資はあくまで資金置き場のような形と捉えています。

本業はサラリーマンであれば給与所得ですし、自営業であれば事業所得になります。

そのため、収入がわずかな人であれば本業の収入が増えなければ、すなわち投下資本(入金力)が低い状況では資産の増加は限定的なので、たとえ配当再投資を行なったとしても若いうちにFIREを目指すことはできません。

では、そもそも高配当投資よりも無敗のグロース株投資に舵を切ったほうがいいのではと思う方もいるかもしれません。

確かに配当金を支払うということは同時に税金で持って行かれてしまうので、配当再投資を行なったとしても株主資本という観点では3割目減りしてしまいます。

これを強制利確&税金強制徴収という側面だけで見ると大きなロスにも見えますが、無配企業に投資をするということは別のコストが発生していることも見落とされがちです。

配当を出さずに内部留保を高めて設備投資に回す企業は果たして本当に資金効率の高い事業運営が行えているでしょうか。

残念ながらそんな都合の良いことはありません。

設備投資ならまだしも役員報酬や従業員の給料を高めた場合、報酬の増加に伴って一時的なやる気は高まっても企業業績が長期的に高まることはありません。

むしろこれは株主からしたら損な訳です。

(逆にいうと従業員は資本家に対して利益分配の優先度が劣ります。)

無配企業にはこうした不透明性が(配当企業よりも)高まるため、逆に配当金を出している企業の方が株主資本に対する資金効率が高いということもできるのです。

さらに、こうした明示的な株主還元策により、株価が高まることで資金調達コストが低下するメリットもあります。

そのため、高配当株投資は無配当株投資に比べて資産効率が低いと言えず、むしろシグナリング効果が働いて株主にとってはプラスにであることがわかります。

しかしながら、だからといって高配当株投資ばかりに投資していては入金力が高い高収入の人やほもそも現金が余っている富裕層を除くと資産の成長率が低いのも事実です。

短期的にお金持ちになりたい人はあまり向いてないと言われる所以はそこで、コツコツと着実に増やしていく人向けと言えるでしょう。

ではコツコツと増やして大きく稼げるタイミングがないかというとそうでもなく、例えば相場全体が大きく下がった時に値を戻すタイミングを見計らって底値で投資するという方法も考えられます。

押し目を狙うというよりはリセッションなど相場全体が下がるタイミングは必ず訪れるため、来たるXデーに備えて弾切れを起こさないことが重要と考えています。

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パウエル五郎

名前:パウエル五郎 年齢:30代 経歴:一貫して米国株投資を継続中。 2016年にアマゾンを購入してからひたすら買い増した後2018年9月に100株全売却して方針転換。現在は高配当ディフェンシブ個別銘柄やVTなど分散投資

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