狼狽売りに見る人間の心理と投資家としての心構え

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狼狽売りに見る人間の心理と投資家としての心構え

10月初頭から始まったボラティリティ相場により、世界的なリスクオフが続く株式市場ですが、株に留まらず債券、原油、仮想通貨などのリスク資産が大幅に下落しています。

人間の営みは大きく変わらない

こうした時に管理人が一番気をつけているのが狼狽売りをしないということです。

むしろ、安くなった銘柄を淡々と買い続けています。

保有銘柄のBTIが8%以上下落した11月12日月曜日には50万円以上個別株だけを買い増しました。

まだまだ安くなりそうなので、キャッシュ比率を70%程度にしつつ、ポートフォリオのBTI、PG、PM、IBM、JNJ、T、XOM、VZを中心に安くなったところでで淡々と買い増していこうと思っています。

相場全体が悲観モードになる中で、twitterを見ると終わりの始まりだとか、今後10年間はリセッション入りするといったような悲観的な発言を目にするようになります。

確かにコツコツと貯めてきたお金を株式に投資してきたのに、一日でその半分を失うわけですから狼狽してしまうのは分からなくもありません。

ただ、私個人としては、こうした局面ではリスク資産間で資金移動が起きるだけ、もしくは取るべきポジションが変わるだけと考えています。

動転して売ることさえしなければいつかは反転の兆しが見えるものです。

優良銘柄を選定した上で十分な分散効果が効いたポートフォリオを持っておけば、仮にババを引いてしまったとしても最悪の事態は免れます。

まあ、ただそうならないように期待リターンと過度なリスクを取らないように抑えつつ、優良銘柄の選定は慎重にしなければならないのですが。

本当に気をつけるべき相場の転換点

ただ、必ずしもどんな状況でも持ち続けることだけが正解ではないのも事実です。

気をつけるべきなのは業界のパラダイムシフトです。

例えば、エネルギー業界での代替エネルギーへの転換や、金融業界における仮想通貨などはそうした兆しがあった事例の一つです。

新しい技術への転換などによって、それまで通用してきた概念が一気に崩れてしまうことはよくあります。

この場合、誰しもが大丈夫だと思って守られていた既得権益の牙城が一気に崩されます。

ただ、これまでのところ、石油も通貨も代替されることなく、その兆しだけで実際に起きませんでした。

石油資源はいまだに使われていますし、決済手段や資金移動でビットコインが多く使われているわけではありません。

にも関わらず2016年1月ごろ、WTIが30ドルをつけた時は原油需要の先細りが懸念されていました。

twitterでもこの先、代替エネルギーの活用によって火力発電、ガソリン車の需要が減少するので、WTIは長期低迷するのではないかと総悲観モードになっていました。

しかし、現実はどうでしょうか。

確かに当時と比べるとEV開発が加速してはいるものの、業界の雄と目されていたテスラですら苦戦し、ダイソンなどの新規参入で玉石混交状態です。

EVとともにガソリン車の代替として期待されている燃料電池車も水素ステーションの設置で苦戦しています。

スタートアップのような機動力があればまだしも、大手でないと出せないような莫大な金を必要とする新しい技術やインフラを導入するには一筋縄ではいきません。

燃料電池車を1990年代から開始したダイムラーは業界トップランナーでしたが、今年開発を撤退しました。

このように新しい時代になっても旧世代の既得権益は変わらないわけですね。

たばこも同じです。

アメリカ一国で規制されたからと言って完全に廃れるわけではないし、なんなら新興国の人口増加によってよりパイを増やせるかもしれません。

金融業界も同じです。

IPOがICOに完全に置き換わる事はありませんし、資金移動で仮想通貨がメインになる事はありません。

投資家としてパラダイムシフトには気をつける必要がありますが、滅多に起きる事ではありません。

むしろ、気をつけるべきはそうした懸念で狼狽えて売ってしまう事です。

私の銘柄も一昨日は大きく売られていますが、昨日は買われている銘柄が多く、こうしたことからもいかに冷静な判断が必要なことかがわかります。

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パウエル五郎

名前:パウエル五郎 年齢:30代 経歴:サラリーマン時代は赤い銀行で国内外の株式のアナリストやファンドマネージャーなど一貫して株式のトレーディングに携わる。 現在は日本株の個人投資家として独立。2016年にアマゾンを購入してからひたすら買い増し、現在はVTなど世界分散投資も実践。

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