昨日のダウは608ドル安の24,583ドルで引けました。
また本日はその流れを受けて、日本株は一時800円以上下げるなど大きく動いています。
ディフェンシブ銘柄は下落局面でも動かない
ただ、管理人の保有銘柄でいうと、ドクターシーラボのシーズHDへのTOBを発表したJNJのみ微減という程度でそのほかは変わらず、もしくは微増といった感じです。
将来的に収益面が改善することになるTOBなので一時的な下落ですし、むしろ最近はしばらく急上昇していたので久しぶりに買い増しチャンスと思っています。
下落相場でディフェンシブ銘柄を保有するメリットは他の銘柄が大きく下落一方で、あまり大きく下げない、もしくは動かないといった点でしょうか。
そして今回は副次的な要素になりますが、米国金利引上を再度検討する要人発言から出てきたことで、高配当のディフェンシブ銘柄には追い風となっています。
ただ、仮に大幅に安くなったとしても、これまでの経験則からすると相場が動いた時に投資方針を変えて、それまでの方針とは異なる売買をすると裏目に出るので、今回の相場で安い銘柄があっても慌てて買わずに静観していた方が良さそうです。
ただ、あまりにも下げすぎたら買うという特別ルールはあっても良いのかなとも思ってます。
例えば直近250日平均線に対する下落率が15%を超えたらという基準などです。
ディフェンシブ銘柄でそこまでの下落はなかなか見れませんが、相場全体がボラタイルになっている場面ではバフェットがそうしているように積極的に買いに行くスタイルもとっていいのかなと思ってます。
経済の好調さが後押し
上記の通り、相場全体のボラティリティが高まっています。
VIX指数は先週ドルが1000ドル以上下げた翌日の10月11日同様、25を上回りました。
ちなみに今年2月に37という高水準をつけましたが、その後20を上回ったのは約半年ぶりということになります。
ブレグジットやサウジアラビアのジャーナリスト殺害の疑義など地政学的なリスクが徐々に市場心理に影を落としていますが、懸念している問題がそこまで大きくなるということはないと思っています。
管理人はそれより、今表出していない問題が突然出てきて急落するというパターンを警戒しています。
相場全体の値動きが激しくなっている一方で、経済指標が悪化しているという裏付けはありません。
むしろ米国では消費財の在庫変動や住宅販売などを中心に良い指標が続いており、また中国などでは株安による政府支援が期待されるなど、株価にはプラスに働く要因が出てきました。
喫緊では地政学リスク、中長期的にはリセッション入りを警戒しながら、当面の景気は緩やかに上昇していくものと思いますが、安いところでは積極的に保有銘柄を追加購入していきたいと思っています。
こうした状況下で当面は、相場急落を注視しつつ、そのタイミングでの買いたい気持ちを抑えていく必要があります。
ディフェンシブ投資家としては相場への不安感と買い増し機会が増えることへの期待感が入り混じった複雑な感覚がしばらく続きそうです。
ちなみに、現在保有している銘柄はPM、VZ、BTI、GS、JNJ、PG、T(AT&T)の7銘柄です。
個人的にはBTIが一段安となったら狙いを定めようと思っています(少し反発してきてしまいました)が、他の銘柄についてはぐっと我慢した方がいいかもしれません。
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パウエル五郎

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