前回、コロナの影響を受けて、今までの高配当ディフェンシブ銘柄に加え、SHOPやMSFTなどの継続課金スタイルの企業に投資するということを話しました。





金鉱株
DRD、GOLD、HMY
ご存知の通り、日本をはじめ、各国の実体経済は実店舗販売の小規模小売業・サービス業を中心に壊滅状態になっています。
一方で各国政府は金融市場に資金供給しているため、需要がないマーケットに資金だけが供給されている状態を作り出しています。
その結果、何が起きるかというと必要とされている以上の資金があふれ、通貨の価値が下落します。
いわゆるインフレの状態になりますが、この状況下では唯一金(ゴールド)だけが買われます。
金の価格が上がるとそれに伴って評価されるのが産金企業のDRD Gold(DRD)やBarrick Gold(GOLD)です。
コロナ関連株
いわずもがな、今の社会にとって一番必要とされていること、それが新型コロナ感染症の収束であり、最も期待されている薬の一つが抗ウイルス薬です。
現在、抗ウイルス薬を開発している企業は「アビガン」を開発している富士フイルム富山化学と、「レムデジビル」を開発しているギリアドサイエンシズ(GILD)です。
GILDのレムデシビルはすでに臨床試験を3月初旬には開始しており、重症患者の発熱や呼吸器症状の急速な回復が見られています。
現在、目標とする臨床試験数6,000件に向け、着々と準備を進めていますが、この薬が人類を救済するとなれば株価は大きく上昇する可能性もあります。
一方で、臨床試験に合格しなければ株価の大暴落を引き起こす可能性もあり、投資額は限定的にする予定です。
今回投資対象に広げたコロナ関連株と金鉱株はすでにポートフォリオの中に組み込まれていますが、まだわずかなシェアしか持っていません。
今後安くなったタイミングで粛々と積み増していく予定です。
加えて、銘柄数の調整を図るべく、利確できるものは利確していきます。
例えば、DRDなどはすでに5ドルから参戦して、13日に9ドルに短期間で伸びたため一時的に利確させてもらいましたが、その後(17日に)7ドル台まで下げたため再度参戦(現在保有)しています。
また前回の記事で紹介したSHOPなどは200ドルから積み増してきましたが、株価が取得価額の2倍になった660ドルで全株売却し、その後580ドルまで下落したタイミングで再度参戦しています。
どちらの銘柄も短期での売買は数十万円程度とごくわずかに抑えていますが、特にSHOPなど今後の有望株は長期で保有する予定です。

今後のポートフォリオ戦略
このようにポートフォリオに対し、若干の変更を加えることにしましたが、主力株はいまだJNJやPGなどの一般消費財です。
今後はJNJ、PG、KO、MCDなどの世界的に有名ブランドを持っている銘柄は永久保有(配当再投資の原資)とし、金鉱株は長期保有(2021年中旬くらいまで)の予定で、それ以外の保有銘柄は配当利回りの2年分、もしくは取得価額の50%以上の利益確保するまで保有予定です。
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パウエル五郎

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