管理人がこれから投資家になろうとする新人に何かとっておきの秘訣を教えようとするなら、日本市場にはないアメリカ株のある特徴を教えたいと思います。
それは連続増配銘柄の存在です。
PG、JNJ、KOなど50年以上も増配し続けている銘柄の株価は今後も底堅く推移し、一度取得すれば半永久的に配当金がもらえることを踏まえれば、なにに投資すれば良いかわからない人にとって投資しない理由はないです。
よく考えてみるとこれはすごいことで、これからの新人投資家からすれば生まれるよりも、ずっと前から毎年増配を続けているのです。
おそらくこうした事実に気付いていればすでに投資対象として組み入れていることから、多くの新人投資家にとって連続増配銘柄の存在は衝撃的であることでしょう。
さて、このような連続増配銘柄は日本市場にも存在するかというと、残念ながら10〜20年程度の増配はあれど、50年以上という長い年月にわたって増配している銘柄は存在しません。
当然、増配期間が長い方が投資家は安心するため投資の効用は高く、他の銘柄に比べて投資される確率は高まります。
株価が下落しづらいということはそれだけ安定的に投資しようと考える投資家から選ばれるはずで、逆に言えば増配期間が短い銘柄は選定されなくなる可能性が高まります。
企業側からすれば株価が安定することで資金調達のしやすさにも影響してくるため、増配→投資家から選ばれる→資金調達がしやすくなる→本業の業績が上向く→増配する、というサイクルが回ります。
こうした良い循環が働くのは資本主義の代名詞であるアメリカには、株主重視の文化が根底にあるためで、利益を株主に還元する精神によるものです。
最近安易に減配をした日産など、残念ながら日本には株主重視の企業は多くないように思います。
そのため、投資初心者が株式を始める場合にはまず投資すべきはこうした米国の高配当銘柄に限るのです。
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パウエル五郎

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