


さて、この2月下旬から足下4月中旬にかけてはパウエル五郎が投資する米国株式市場でも大荒れで、リーマンショック並かそれ以上のハイボラティリティ相場の展開となりました。
株式市場もそうですが、先行きの景気動向は当初、想定していたシナリオの中でもかなり悪い方向に進んでおり、リセッションを予想するアナリストも多くいるようにも思います。
パウエル五郎は2018年にアマゾン株式投資をやめて全株売却したあと、こうしたリセッションに備えてディフェンシブ株に集中的に投資してきました。
しかしながら、ほぼ想定通りのタイミングで(事前想定は2020年3月から8月にでしたが)リセッションが始まったものの、保有した銘柄は今回の株価下落でディフェンシブ銘柄らしい下落耐性をそこまで発揮できず、市場平均、もしくはそれ以上に下落しております。

特に新型コロナ感染症拡大に伴う世界景気低迷予測とOPEC+での仲違いから原油が大幅に売られたことで、パウエル五郎のポートフォリオの中でも10%超とシェアが大きいXOMはこの影響をまともに被弾しました。
(強がってるだけだった…)

しかしながら、そんな中でも悲観して手放すことなく乗り越え、むしろコロナ相場に対して買い向かったことで大きくパフォーマンスにプラスの恩恵をもたらしました。

2月20日ごろから始まった下落は3月22日に底打ちした後、上記銘柄が底値から大きく反発していることもあり、全体のパフォーマンスにも改善傾向にあります(下図)。
当然全ての銘柄を底値で拾えているわけではありませんが、特に今回購入している銘柄は評価ベースでプラス圏で推移しており、評価損益ベースで大きく貢献しております。
またパウエル五郎が投資行動において主要KPIとしている配当入金状況としても良い状況が続いています。
(4月19日現在)
今月はすでにPMとKO、ARCCから入金がありましたが、まだ全ての配当計上できておらず、この後にVZ、PG、T、MAなどからも追加で合計100ドル以上の入金がある予定です。
2ヶ月連続で200ドル近い配当金があるのは嬉しいですね。
投資余力もまだ50%以上あるので、相場が底値水準を切り下げる度に強気で買い向かう予定です。
ただし、現在の景気の状況を鑑みると銘柄によっては今後減配する可能性があります。
実際に銘柄別の配当構成状況を見ると、上位のXOMは原油価格下落の影響を受け株価の低迷と今後の減配を想定した水準になっています。
とはいえXOMのほかVZ、BTI、JNJなどは今後長期間保有し続けていくので、直近数年間単位での減配についてはさほど心配しておりません。
ちなみに相場の下落のおかけで、安く多めに仕込んだため、今年は現時点で年間30万円(3000ドル)程度の配当金を予定しています。


いえ。今回のコロナショックにより、これまで警戒してきた相場のアク抜きがひと段落したと見える一方でリスクファクターは依然として残っています。



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パウエル五郎

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