株主優待をもらおう

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株式投資で得られる利益には大きく分けて2つの利益が存在しています。

1つ目の利益はキャピタルゲインと言われる売買差益です。いわゆる値上がり益といってもいいでしょう。株式を安く買って、高く売ることで得られる利益です。(空売りの場合は逆ですが)

2つ目の利益はインカムゲインと呼ばれる利益です。これは主に売買差益以外の利益のことを指します。株式の配当金などがインカムゲインに当たります。

又、このインカムゲインの一種で株主優待というものも存在します。売買差益や配当以外に、株主優待をもらうことで、投資もより楽しくなるかもしれません。

今回は株主優待について紹介していきます。

■株主優待とは

そもそも株主優待とは、株を保有している株主に企業から優待制度を付与される制度の事です。

もっと簡単に説明すると、株を持っていた場合に、企業から様々なプレゼント等の恩恵を受けることができる有難い制度の事です。

一般的に業績の良い企業などからは株主対して配当金が支払われます。しかし、配当金以外にも株主優待制度も整えている企業もたくさんあり、配当金と株主優待をダブルで受け取ることも可能です。

この株主優待制度のおかげで、企業は自社の株式を長期保有してくれる安定株主を確保することが出来ます。

私たち個人投資家も企業から株主優待として様々なプレゼントをもらうことができるのでまさにWinWinの関係です。

一般的に株主優待では企業から商品券や割引券、自社商品やその他多種多様なものをもらうことが可能です。それでは株主優待とはどのようにしてもらうことができるのでしょうか。

■株主優待をもらうには

株主優待をもらうには、もちろん対象となる企業の株式を購入しなければなりません。しかし、いつ株式を購入しても株主優待がもらえるわけではないので注意が必要です。

株主優待を手に入れる為には、権利付最終日に株を保有していなければなりません。この権利付最終日にのみ株を保有していれば、株主優待をもらうことが出来ます。

もっと細かく言えば権利付最終日に株を保有していれば良いので、その日1日だけ保有し、次の日に売却しても株主優待を受取ることができるのです。つまり最短1日だけ株を保有していれば株主優待を受取ることが出来ます。

では株主優待を受取ることが確定する1日『権利付最終日』とは一体いつなのでしょうか。実は、権利付最終日というのは、企業の決算月によって様々です。

ですが、日本の企業の多くは3月決算を採用しています。そのため、権利付最終日も3月にある企業が多くあります。

3月決算の企業の場合は3月31日時点での株主名簿に名前が載っている株主に株主優待を受取る権利が与えられます。企業はそれぞれの企業の決算月の月末時点での株主名簿に名前が載っている株主に株主優待を付与する場合が多いです。では3月決算の企業の場合、3月31日に株主名簿に名前を載せるには、いつ株を購入すればよいのでしょうか。

その答えには、株式の受け渡し日が関係してきます。通常、株式を証券会社を通じて市場で購入した場合、注文を発注すれば、すぐに購入できるように見えます。

しかし、株式というものは、実は3営業日後に株の受け渡しが行われているのです。昔は今のように株も電子化ではなく、紙の株券であったため、実際の株券のやり取りには時間がかかりました。その名残から今でも株の受け渡し日は3営業日後となっています。

つまり、現在でも、株式の注文を出し約定しても、実際には3営業日後にしか株を受取れないのです。

ということは、3月31日時点の株主名簿に名前を載せるには、3月31日の3営業日前、つまり3月28日までに株を購入していれば、株主優待を受取ることができるのです。

ちなみに3営業日前というのは、単なる3日前とは違います。あくまで営業日ですから、その期間に土日祝日がはいる場合は、さらに伸びることになります。この点をご注意ください。

■株主優待の注意点

権利付最終日に株を持っていたら、株主優待を手に入れることができます。そして実はその日は配当金をもらうことが確定する日でもあるのです。つまり、権利付最終日に株を保有していれば、株主優待ももらえ、配当金ももらえるというとても素晴らしい日なのです。

しかし、お得な話ばかりを信じてはいけません。確かに権利付最終日にたった1日だけ株を保有しているだけで配当金と株主優待をもらうことができるというのは事実です。ですが、それに対してのリスクも実は存在します。

権利付最終日に株を購入し、次の日(権利落ち日)に株を売却した場合、株価が下落することが多々あります。配当金が出る銘柄の場合は、権利付最終日と権利落ち日を比較すると、権利落ち日には実質的に配当金の分だけ株の価値が目減りします。そのため、株価も配当金の分だけ下落することが多々あるのです。

また、人気の株主優待がある銘柄の場合は、権利付最終日のすぐ後に株を売却しようと考える投資家も多く、権利落ち日には株価が下落することも多々あります。

■まとめ

株主優待は株主にとってうれしい制度ですが、それだけを狙って、権利付最終日に購入し、権利落ち日に売却することはあまりおすすめできません。

もちろん株主優待をもらうことはおすすめですが、株主優待だけにとらわれ、短期の売買をするのではなく、広い視野で投資をおこない、総合的に利益を出してください。

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